浮腫みを流してスッキリ
浮腫みには色々な種類があります。腎臓や甲状腺の病気によるものや飲み過ぎ、塩分や水分の摂り過ぎなどの病気とは関係のないものなど、いろいろなものがありますが、今回ここで取り上げたいのは普段の生活の中で気にしている方が多い手足や顔の浮腫みについて書いていこうと思います。
★顔や手足のむくみの原因と改善法
朝起きた時に顔がむくんでいると化粧のノリも悪く, その日一日憂鬱な気分になってしまいますね。化粧のノリだけでなく、肌がくすんで見えたりと見た目の印象も良くありません。そして足のむくみは普段履いている靴が入らなかったり足の疲れがとれなかったりと良いことはありません。ここでは浮腫みの原因になる生活習慣と 改善法をお伝えしようと思います。
◆浮腫みを起こすNG 習慣
1. 肩こり
今の時代は仕事やプライベートにPC やスマホ、タブレットは欠かせませんね。
とても便利になった反面、使用している時の姿勢がどうしても前のめりになったり猫背になったりととても姿勢が悪くなっています。今ではスマホっ首やスマホ巻き肩という言葉もあるくらいです。そのような状態になると首や肩が凝り、血流やリンパ液などの体液の循環が悪くなり浮腫みやすくなるといわれています。
2. 水分不足
浮腫んでいる=水分の摂り過ぎ、というわけではありません。逆に水分が不足しているため浮腫んでいる可能性もあります。私達の身体は水分が足りないと、次にいつ水分が入ってくるか分からず、体内に溜め込もうとすると言われています。ですから就寝前にコップ一杯分の常温の水を飲むようにするとよいでしょう。但し水分の摂り過ぎもよくありません。一日に飲んだ方がよい水分量は体重や年齢によって違います。下記に基準となる計算方法を記しておきます。
・30 歳未満 ・30 歳以上55 歳以下 ・56 歳以上
体重×40÷990.5 体重×35÷990.5 体重×30÷990.5
こちらが平均的な必要量ですが、運動をしている方はこれよりも多少多めに摂るようにしてください。
3. 塩分・糖分と油分の摂取過多
塩分や糖分を摂り過ぎると、体内の濃度が濃くなり過ぎ、その濃さを適切に保とうとして身体に水を溜め込もうと働き、結果的に水を貯えすぎ浮腫みにつながってしまいます。夏の水分補給にスポーツドリンクは欠かせませんが、それも意外と糖分が多く添加されています。できれば無糖や低カロリーの物を選んでください。そしてもう一つが油分の摂り過ぎです。ビタミン等の摂取のために必要な脂肪分もありますが、揚げ物など油分を多く使用した料理に偏ってしまうと腸内のバランスを崩し体内に残りやすくなってしまい、胃や肝臓に負担をかけ、上手く老廃物を排出できずに浮腫みに繋がってしまいます。浮腫みが気になる方はフライドポテトやポテトチップスなどのジャンクフードは極力避けるようにしましょう。
4. 身体を冷やさない
最近では湯船に浸からないでシャワーだけで済ませてしまう方が多くいらっしゃいます。シャワーは短時間で身体を清潔にするという点では便利ですが、身体を温めるという点ではあまりおすすめできません。夏場でもクーラーが効いたオ
フィスで身体の芯まで冷えてしまうということもありますね。身体が冷えると血
の巡りが悪くなり浮腫みの間接的な原因につながります。ぬるめのお湯に15~20
分ゆっくり浸かることをお勧めします。気分転換に入浴剤を入れるのもいいです
ね。特に夏場にはクールタイプの入浴剤、身体の中は温まりますが、湯上りはさ
っぱりします。その他にも、クーラーの効いた屋内ではカーディガンを羽織ったり、冬場にはレッグウォーマーや腹巻、使い捨てカイロなどを使って身体を冷えから守りましょう。
5. 睡眠不足
寝不足で身体に疲れが溜まってしまうと心臓のポンプとしての機能が低下してしまいます。そうなると血流が悪くなり、身体の冷えに繋がってしまいます。身体の 冷え→血流が悪くなる→冷え と最悪のスパイラルになってしまい、4 で述べたように浮腫みの間接的な原因になってしまいます。もう一つ良質な睡眠を取れない理由として枕が合っていないこと、その理由として起きてる時のように立ちっぱなしや座りっぱなしのように血流が悪くなってしまいます。自分に合った枕の高さを見つけて良質な睡眠をとるようにしましょう。そして、寝る前に軽いストレッチを行うのもおすすめです。部屋の照明を少し落として呼吸を整えるようにストレッチを行うと副交感神経が優位にたち身体がリラックスした状態になってくれます。試してみて下さいね。
6. 筋肉をつける
筋肉には身体の中の余分な水分を排出するポンプのような働きを持っています。特にふくらはぎは『第二の心臓』と言われているくらい重要です。夏場の冷房の効き過ぎや冬の寒さで足元が冷えると筋肉が硬くなりポンプ作用も弱くなり浮腫みの原因になります。ひざ掛けやカイロを上手に使い寒さ対策をし、運動やマッサージで太股やふくらはぎなどの大きな筋肉を動かして浮腫みを予防・改善して下さい。
※次回は浮腫みを改善する食材や料理をご紹介します。
参照
kinarino.jp
cosumopolitan.com
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