運動するとどうも調子わるくなる。。
仕事と身体の関係_vol.3
仕事という持久戦を生き抜くための
身体の整えかた_運動と施術症例
~身体から世の中を見る~
アドバンスドボディ代表
濱崎秀範
前回は、患者様の症状と運動の度合いに
ついて比較しながら
持久戦に強い身体になる方法を
しました。
(仕事と身体の関係_vol.2_仕事は持久戦)
実際、世の中でいわれている、
■運動さえすれば健康になる?
「運動すれば=健康になる」という論調とはすこし違った視点でお伝えしています。
「運動をまめにしているからといって不調な症状が改善していくわけではないようです」
今回も運動と症状の関係を掘り下げてみたいと思う。
アドバンスドボディの基本的な考えーーーーーーーーーーーーーーーーー
仕事は常に決戦だけではなく、持久戦の積み重ねにより
決戦までの準備ができることになる。実際のプロジェクト実現には行動の積み重ねである「持久力」が必要になる。
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その為に、
■ 持久戦に強い身体になる方法とは
1.運動:適度な運動を心がける
2.食事:生活習慣病など気をつける
3.メンタル管理:心の健康
4.習慣:痛みや重さの出にくい習慣にする
5.自己管理:身体、歯などの管理
※整えているという意味合い
前回は30代の比較的運動をされている方を事例にお伝えしました。
今回は、40代の女性の例をお話します
【初回症状】
女性:40代
・深く息ができない。
・手の指の感覚が鈍く事務用品のゼムクリップを持ってもすぐ落とす。
・首、肩が慢性的にこる。※痛みを感じる
・頭痛がよくある。
・生理痛が強い。
※運動はほとんどしません
このような状態の方もいらっしゃるのです。
【現状】
病院に行って、骨にも、異常がない
精密検査も受けられていたようでしたが異常がない。
【調整開始後】
改善過程で、痛みが反対側になったり身体がだるくなったりしました
また、調整後初めての生理のときはとても生理痛の強さを訴えていらっしゃいました。
※個人差はありますが、通常調整後1回目は今までより強く痛みがでます。2~3回目から生理痛が軽くなってくるようです。
生理痛のお話は状態により反応の出方や施術に関する考え方がいろいろとあるのでまたお伝えします。
症状の経過は、まず頭痛や指先でゼムクリップが落とさず持てるようになり、息が深くできるようになりました。
(人差し指と親指の感覚の回復)
■女性の身体は母体でもある
女性に多いのがストレスによる、吹き出物や、生理痛、頭痛、首や背中の重い感じなど
男性より女性の方が「痛みや重さ」を敏感に感じることが強いようです。
それは、もともと子供を生むという「母体」でもあり、男性より生理など身体に起こる変化が多くみられると感じます。
この症状の患者さんは、月に2回、欠かさず通って頂きましたので早く状態が良くなっていった事例ですが、
定期的な運動がある人と比べると、やはり身体の好転の度合いは
遅いように感じます。
ですがこのような症状の方だと、少し長く歩くだけでも身体が痛くなる、
病気ではないけどなんとなく身体を動かすと、調子悪くなるという状態で運動から「遠ざかってしまった」という方もいらっしゃいます。
■続かないことはやらせない
アドバンスドボディの方針として、
足を組まないでくださいとか、無理をさせて運動してくださいという前に
普通に歩いて疲れない身体の状態までもって行き、次の段階で、軽い運動を取り入れてもらうように
お話しています。
理由としては今回のような女性のような症状の方もいらっしゃるからです。
このような状態と同じく、身体の調整やメンテナンスをせずに
「身体を鍛えれば、運動すれば」といったことをしても
一向に身体が調子よくならず、
やみくもの筋トレや有酸素運動をしても
一時的には身体が温まり痛みが「※鈍麻」しますが、結果的には改善されていないケースが多いです。
※感覚が鈍くなること
このような方には結果的に
5.自己管理:身体、歯などの管理
が必要でした。
今回の方は、
1.運動:適度な運動を心がける
3.メンタル管理:心の健康
もう一つ、3の部分もバランスを崩しておりました。
施術以外にも、私なりに心のサポートもさせていただくのですが、
昨今の、「雇用不安による危機感」を抱いていることもあり心身ともに
悩みの一つになっているようでした。
3の問題は、また後で取り上げますが、
仕事と身体の関係_vol.1でお話した
ストレスと運動の関係の論文を一読していただくと「ストレス軽減の方法の一つ」になるかも知れません。
(参考論文:CiNiiより、運動とストレス軽減の信憑性が研究報告されています。)
この内容は、「健康だけど、快調ではない」という方にむけて
身体の活力の一つである持久力をという考えかた活用していただきたくご紹介しています。
これまでの症状事例と同じくまた他の患者さんの事例で、
次回もお伝えします。
この記事を書いた人
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アドバンスドボディ代表
・一般社団法人心身健康研究所代表理事
・トータルバランスアプローチ創案者
・世界健康長寿学会正会員
・NPOユニバーサルスポーツ
イベントコーディネーター
(障害者を含むスポーツイベント企画)
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