トータルバランスアプローチ_T,B,A,理論(基礎_1)
トータルバランスアプローチ理論
■4足歩行から2足歩行へ、人類の生活様式の激変
人間の祖先はもともと、サルから進化してきました。進化してきたのは脳だけでもなく、身体もどうように構造機能が劇的に進化しているのです。まず、体型の大きな変化は、4足歩行から、二足歩行になってきた点でしょう。4本の足で体の加重を分散していたのが、2本の足に全身の体重がかかるようになったのです、二本の脚の体重を一手に受けるのが足首、膝、股関節になります。
歩く、走る、飛ぶ、片足立ちなどほとんどこの、2本の脚で負担しています。また、内臓の位置関係もこれまで重力とともに下にぶら下がっていたのが骨盤の方に向けて下がることになります。
■人間はなぜ4足歩行から2足歩行になってきたのか
京都大学
http://www.kyoto-u.ac.jp/static/ja/news_data/h/h1/news6/2011/120320_2.htm
英語論文有り
(初期人類への最初の一歩:なぜわれわれの祖先は二足歩行になったのか、チンパンジー研究から解明されたこと)より引用
”日英米ポルトガルの4か国の国際チームの研究により得られた。
英国ケンブリッジ大学のスザーナ・カルバーリョ博士、英国オックスフォード大学のドラ・ビロ博士、霊長類研究所の松沢哲郎教授の3名”
”限られた資源を独占するために、1回にできるだけ多くの資源を持ち運ぼうとして、
われわれの祖先は四足ではなく立ち上がって二足で歩くようになった、と考えられる。”
出典:京都大学
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簡略説明
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パパイヤのなっている木を発見した。だけどすでにそこには数匹のチンパンジーがスルスルと登っている。
木陰から、観察しているとチンパンジー達は、木の枝から食べる為にもぎ取って、地面に落としている。
落ちている地面にはそれらはいない。急いで、木の下までいって落ちているパパイヤを取りたい、より多く取りたい。
両手で一個づつ、口に一個。合計三個。
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このように、食べ物を食べる(生きる)為により多くの資源を得るために、二足歩行になったとチンパンジー研究をされ論文を書かれている京都大学のホームページには書かれています。
このように、「人間の体はより豊かに生きる為に」四足歩行から、二足歩行に進化してきたということなのです。ここ数百年単位で見てみても、生活様式の大きな変化ありました。豊かに生活する為の道具も増えているからです。
■すべての部位は関係性があり繋がっている
人間の関節は互いに、重力に対してバランスをとる調整機能があります。まず脊柱の話をすると骨盤から肩、首、頭と「連動」しています。
腰痛などの不調になると腰の骨のレントゲンには異常はないと言われます。だけど痛みがある。ここで、ゆがみという分野の話になります。病院では「ゆがみ」という概念がないのです。また腰での悪い症状、椎間板ヘルニア。これは、首にも起こることなのですが骨と骨の間に椎間板というクッションがあります。椎の中には、髄があってそれが抜け出て、神経を圧迫している状態をヘルニアと言います。(※他にも多種あり)
では、なぜ腰の骨に出たのでしょう。腰から首までこれだけの椎間板がありながら、いろいろな人に共通してよくある症状は腰の痛みです。
この療法の理論では、腰は開いたり閉じたり回旋(ねじれたり)変位をすると考えて検査します。
また体は、前後バランス、左右、回旋(どちらかにねじれる動き)をしているという前提で体全身を検査します。この腰のケースで言えば身体の重さがかかっている、二本の脚から膝、股関節、骨盤に行き着いたときに、下から辿っていって仙骨から伸びている脊椎が土台である腰のゆがみにより、上にいくにつれて、腰の位置から曲がりはじめ、それが長年や時間とともに深くねじれた状態で生活し、最終的に椎間板がゆがみ神経をあっぱくして痛みがでています。
また、骨盤という土台が変位して上に上がるにつれて、深いカーブを描き、さらに左右の肩の高さの高低さも加わります。
その上に頭という、人間にとって重要な脳の重さが加わると、首の向きや足先から頭にかけてのバランスはどのようになるでしょうか。身体のバランスが均等にとれている状態とはいえない、体型になりますね。そのような状態のときに痛みや重さがを感じるのです。
生活様式が変われば変わるほど、その状態に対応するために進化続けてきた。これまでの過程を見ているとまだまだ進化の過程なのかも知れません。ですが、それと引き換えに脊髄のラインにそって不定愁訴が多いのも確かです。
■内臓のつかれでも体はゆがむ
先ほどは腰の話を例にだしましたが、今度は別の方向性から「ゆがむ」原因をご紹介します。
身体には内臓が反射するラインがあります。これを経絡といういいます。その経絡を点でつなぐのが「ツボ」です。ツボは体にたくさんあり、関節にも多く存在しています。人間は生き物ですから、もちろん内臓も調子のいい時もあれば調子の悪いときもあります。調子が悪いときに、内臓の反射点である経絡が硬くなったり、ひきつったりします。経絡はもともとツボとの関係も深いので、関節の動きも悪くなります。
また関節が無い部分の経絡やツボも同様の状態になるので、引っ張られたり、ゆるんだりするところがでてきます。ここでも身体全身でみるとゆがみが発生します。
■確実にゆがみを検査し身体を整えることで不調が改善する
この調整法には、施術者側に経験と修行が必要になります。ゆがみや体の変化を感じとるだけの「目」を養わなければならないからです。
「目」だけではありません。手をつかって患者さんを施術するので、手からの情報を確実に調整法にフィードバックしなければいけません。この療法は方法論だけではなく、施術者側の感覚力を磨くメソットを磨く訓練をしてから、施術を覚えていきます。それは施術者もその日のコンディションによって検査の精度が違ってしまうと、不調が改善できるものもできなくなってしまうからです。
これがこの療法のもっとも改善精度が高い理由で、方法論である理論と施術自身の感覚力レベルまで高める努力をしているのです。
■どの年代の患者にも対応できる手技
現在この療法により改善した患者さんは10代~80代くらいまで、病院や接骨院で(先生にもよりますが)改善しなかったケースも改善に導くことができています。調整法はボキボキと骨を鳴らす手技は一切入っていませんので安心して受けることができます。
この記事を書いた人
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東京都港区東麻布3-7-13 MD麻布402
独自の理論手技であるまったく痛くなく、骨格を調整する「不調改善」から、女性のお顔を土台の骨から調整する「小顔・整顔調整」、顎が痛い、疲れると口が開かない、矯正中の頭痛や口の開閉しずらさなど、しっかりとした技術の土台から快適な毎日のお手伝いをします。
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