産前の妊婦さんの体の不調改善 股関節・膝・腰編
産前お腹の大きいママの骨格調整
【注意】
妊婦さんの骨盤調整は特殊な技術が必要です。経験がない施術者もしくは安易にご自分で調整しないようお願いいたします。
アドバンスボディ、産前・産後のお客様ラッシュです。
前回は産後の恥骨の痛みについてお話しました。
女性のお客様で、最近予約されないなと思っていたら、妊娠・出産されていたなんてこともあります。おめでたい話でうれしいですが、今回はこの中でも出産前、お腹が大きいママの痛みの状態と調整についてお伝えします。
通常ならこのケースは、治療院でも断られるケースにあたります。出産前の股関節痛などはなかなか改善できないと考えられているからです。
体の構造上、赤ちゃんが日に日に大きくなって行くと、腰椎、胸椎また骨盤全体がお腹をキャッチするように左右の股関節が開いてきます。
私達人間の股関節はとてもよくできており、直立しながらガニ股に動かせたり、内股に動かせたりできます。これは股関節部分が柔軟に動く構造になっているからです。
胎児の状態にあわせて変化する女性の体
今回ご紹介するケースは(この記事を書いたとき、23週と3ヵ月でした)お腹の大きいママの事例です。もともとビジネスで出張など活発に活動されていらっしゃる方で、最近いらっしゃらないなと思っていたらお腹が大きくなっていらっしゃったという訳です。
この状態では、先程もお話ししたように骨盤自体が赤ちゃんをキャッチするような状態になり、股関節がひらくわけですが
この際、骨盤周りにある坐骨神経が圧迫された事により、痛みが出たと考えています。
今回のママも始めは左のお尻付近が痛くなり、調整後右側に移り、最終的に痛みが消失したという結果になりました。骨盤の位置が歪んだまましばらく過ごしていて痛みが出ていたところを、調整することにより、元の正常な位置に整った事で歩いたり日常生活を送ることがリハビリになるからです。
出産まで、これから更にお腹が大きくなりまた違った形で痛みが出ることもあるかもしれませんが、今回骨盤を整えたことで、痛みがでても軽く、自然治癒力も発動しやすいかと考えています。
お腹の大きいママの骨盤調整
ママはお腹が大きくなるにつれ、脊椎(骨盤→腰椎→胸椎→頸椎)がお腹側に引っ張られます。
その際、股関節の痛みや骨盤の痛みが出ているのに、ほとんどの方が解決されことなく
「このようなものだ・・」
というふうに、痛みに耐えている方がほとんどではないでしょうか?
通常運動等をされてきた方は、骨盤の開閉がスムーズですが、あまり運動をしてこなかった方で、以前から腰痛や生理痛が出ていたというケースが、骨盤の開閉がしづらくなっていると考えています。
骨格調整の理論では、骨盤が開いて出産するため、よりスムーズな骨盤の状態の開閉を促進する方法を考えていきます。
出産前から身体を整えることで、元気な赤ちゃんを産むお手伝いが出来て良かったです。
お心あたりのあるママさんも、お気軽にご相談ください。
この記事を書いた人
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アドバンスドボディ代表
・一般社団法人心身健康研究所代表理事
・トータルバランスアプローチ創案者
・世界健康長寿学会正会員
・NPOユニバーサルスポーツ
イベントコーディネーター
(障害者を含むスポーツイベント企画)
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